八戸青年会議所（滝尻善友理事長）は１５日、八戸市の白浜海水浴場で、「海の樹わくわくフェスタ～海から広がるまちの魅力～」を開いた。事前に行われた謎解きイベントに参加した家族連れら約１５０組が、謎解きでゲットしたポイントを使ってバーベキューなどの飲食を楽しんだ。

　同会議所の創立６５周年記念事業として実施。街の魅力に触れる機会を作ることで、地元への愛着や感動を育むことを目的とした。

　今月３～１５日を「はちのへ謎解きウィーク」とし、専用アプリで謎解きを配信。櫛引八幡宮や舘鼻岸壁朝市、蕪島、世増ダムなど、市内各所が謎解きの回答になっており、そこを訪問したりすると最大４０個のスタンプが集まる。スタンプは１個１００円のチケットに交換でき、同フェスタで利用できるという仕組みだ。

　同日は好天に恵まれ、会場には魚介や肉、唐揚げ、かき氷などを扱う１０のテナントが出店。参加者は爽やかな潮風を浴びながら、バーベキューを堪能した。

　昨年３月まで同市に居住し、同会議所のメンバーだった会社員佐藤亨さん（３８）は、宮城県石巻市から駆け付けた。佐藤さんは「天気も良くて最高」と笑顔を見せ、長男旭さん（同市立貞山小１年）は「焼いたサバがおいしい。たくさん食べたい」と喜んでいた。

　同会議所まちの魅力発信委員会の石橋康弘委員長は「街にはこんな魅力的な所があるんだと気付いてもらうきっかけになったのではないか」と話していた。