和太鼓演奏グループ「ＤＲＵＭ　ＴＡＯ（ドラムタオ）」の舞台公演「ＦＵＴＵＲＥ」が１５日、八戸市公会堂で開催された。迫力あふれる和太鼓演奏と映像美が織り成す圧巻のパフォーマンスが、観客約１２００人を熱狂させた。

　ドラムタオは、１９９３年に愛知県で結成されて以来、世界各地でツアーを開催。今年７月時点で世界観客動員数１千万人を記録しており、爆発的な人気を誇る。

　今回の公演はデーリー東北新聞社と青森朝日放送、同公会堂の主催。八戸公演は８回目で、新たな世界観への挑戦を掲げ、雄大な自然を描いたシネマ映像や、スポットライトによる演出を全面に取り入れることで、華やかなステージに仕上げた。

　「神々の宴」や「沢山（たくさん）の太鼓たち」などと銘打った計１５演目が披露され、尺八や琴の美しい音色や、扇子やフラッグを用いた力強い演舞が和太鼓とコラボ。一糸乱れぬステージに、会場は熱気と拍手に包まれた。

　十和田市から訪れた農業柏崎龍貴さん（１９）は「和太鼓の音色と迫力に驚かされた」、母親の麻奈美さん（４４）は「圧巻のステージに涙があふれた。また足を運びたい」と感動を表現した。