賃貸住宅建設大手の大東建託が１０日発表した２０２４年の青森県内の「街の住みここちランキング」によると、県南地方ではおいらせ町が２年連続で２位となり、最も順位が高かった。大型商業施設の立地や主要都市へのアクセスの良さなどが評価された。１位は２年連続で弘前市だった。

　調査は６年目。今回は主に２０～２４年に集めた２０歳以上の県内在住者７９８２人の回答を基に、住んでいる街の満足度を１００点満点で数値化し、平準化した偏差値によって順位を付けた。

　トップ１０を見ると、県南ではおいらせ町のほか、６位に八戸市、８位に六戸町、９位に階上町、１０位に三沢市が入った。

　調査を担当した同社賃貸未来研究所によると、おいらせ町は行政サービスに対する評価が高く、新しく移り住む人が一定数いることも満足する理由に挙げられた。上位には生活と交通の利便性が高い市や主要都市に近い町村が選ばれた。