第１０６回全国高校野球選手権青森大会が９日、開幕した。初日の会場となった青森市は厚い雲に覆われて一時雨が降る時間帯もあったが、開幕試合の終盤では晴れ間がのぞき、グラウンドでは甲子園を目指す球児たちが全力プレーを繰り広げていた。

　開幕試合は五農―三沢。２年連続で開幕試合に臨んだ三沢は二回に先制されたものの、直後の三回に逆転。スタンドからの声援に応えるように着実に加点して快勝し、昨年に初戦で敗れた雪辱を果たした。

　沼山綺良主将の父・智之さん（４７）は「一生懸命チームに貢献している。けがせず頑張ってほしい」とエールを送っていた。