Freeニンニクたこ焼き開発に奮闘 田子町地域おこし隊吉村さん 飲食店開業目指す

オリジナルたこ焼きの試食会で町民に感想を聞く吉村悠司隊員(左)
オリジナルたこ焼きの試食会で町民に感想を聞く吉村悠司隊員(左)

大阪府豊中市出身で田子町地域おこし協力隊の吉村悠司さん(24)が、町特産のニンニクを使ったオリジナルレシピの開発に取り組んでいる。6月29、30日は試食会を開催して町民から感想を聞き取り。今月下旬に町内で開かれる夏祭りに出店し、ガーリックたこ焼きの試作を販売して反応を調査する。3年以内に町内でコナモン飲食店を開業するのが目標だ。

 吉村さんは近畿大卒。大学時代はコミュニティーカフェの立ち上げに関わった経験を持ち、4月から地域おこし協力隊として活動している。

 吉村さんが作るのは、だし醤油を効かせた生地を強火で焼き上げる“ふわとろ”の大阪たこ焼き。この本場の味にニンニクを掛け合わせた、田子町ならではの新商品を開発するため模索している。

 29日の試食会には町民3人が参加。生地にガーリックパウダーを加え、具材としてガーリックチップス、ホイル焼きにしたニンニク、黒ニンニクを用意。それぞれの分量を変えた上で焼き上げて食べさせた。

 町民からは、「チップスは中に入れずにまぶした方が風味が出る」「黒ニンニクは以外と合う」「パンチある味の方が、よりニンニクらしい」などの感想が寄せられた。

 吉村さんは今後も試食会と改良を重ね、今月28日に旧清水頭小で開かれる夏祭りでガーリックたこ焼きの試作品を販売する。

 吉村さんは、「大阪で日常的に食べてきた味が、田子の人には珍しいことに気付いた。今後もこのような試食会を継続して開き、商品開発に関わった方を増やし、多くの町民の方に愛着を持ってもらえるオリジナルのコナモンを数多く作りたい」と意気込んでいる。

 
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