Freeエールボールで目指せ甲子園 むつ養護、下北4校に補修硬式球贈る

エールボールで交流を深めたむつ養護学校の生徒と下北地域4校の野球部員
エールボールで交流を深めたむつ養護学校の生徒と下北地域4校の野球部員

下北地域からの甲子園出場を後押ししようと、青森県立むつ養護学校(道合修子校長)高等部のリサイクル班は1日、傷んだ硬式球を補修し、メッセージを添えた「エールボール」を、下北地域の県立高4校の硬式野球部に贈った。

 同班は大湊高野球部の依頼で、2019年からボールをビニールテープで修繕する活動を展開。本年度は4月から生徒11人が、約500個を補修し、「ファイト」「ホームラン」などの応援メッセージを書いたエールボールを製作した。修繕されたボールはティーバッティングなどで利用される。

 この日は、むつ市の「しもきた克雪ドーム」で贈呈式を行い、同班のメンバーが4校の野球部員にボールを贈呈。大湊高の佐藤僚大主将は「下北から甲子園の目標に向かってキツい練習にも取り組んできた。その成果が発揮できるように応援してほしい」と決意を述べた。

 その後、班員らは各校のユニホームを着て、キャッチボールやティーバッティングを体験し、部員と交流を深めた。同班3年の河野輝愛さんは「直すのは大変だったが、頑張ってほしいとの思いを込めた。ホームランを打って勝ってほしい」とエールを送った。

 
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