Freeブレイズ新チーム始動 復帰した若林監督の下、氷上練習

氷の感触を確かめつつ、練習に励む東北フリーブレイズの選手=フラット八戸
氷の感触を確かめつつ、練習に励む東北フリーブレイズの選手=フラット八戸

アジアリーグアイスホッケーの東北フリーブレイズは1日、9月上旬に開幕する2024~25シーズンに向け、ホームのフラット八戸で今季初の全体氷上練習を行った。若林クリス氏が5季ぶりに監督に復帰し、チームの顔ぶれも新たになる新シーズン。選手たちは氷の感触を確かめながら、リーグ制覇に向けて士気を高めた。

 今季のブレイズはGK3人、DF8人、FW12人の計23人。若林監督を支えるコーチに元ブレイズ選手の菊池恭平氏(小中野中出)が就任し、主将は山本和輝、副主将は所正樹と生江太樹が続投する。

 オフシーズンにはカナダ人FWや日本代表の石田陸ら計5人が退団したが、同じく代表で旧北海道ワイルズのDF米山幸希やイタリア代表歴を持つ米国人FWブランドン・マクナリーを獲得。韓国代表DFのチョン・ホヒョンのほか、鎌田悠希と橋本寛太の大卒ルーキー2人も加わり、「スピードとアグレッシブさはアップした」(若林監督)。

 マクナリーとホヒョンは今後合流する予定。1日は若林監督の指揮の下、21選手が氷上でスピードドリルや5対5で汗を流した。

 練習後の取材に、山本主将は「昨季は優勝できなかったが順位を上げることができた。その点をプラスに捉え、チーム創設16年目のシーズンは1、2位を争いたい」と強調した。

 若林監督は「昨夜は興奮して眠れなかった」と再びの指揮官就任に胸を高鳴らせつつ、「熱い戦いでファンの皆さんの心をつかみたい」と目を輝かせていた。

 
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