Freeひろのまきば天文台、来館者4万人達成

阿部俊夫台長(左)と共に来館者4万人達成を祝う植野修子さん(左から2人目)、深瀬和子さん(同3人目)、石川裕子さん
阿部俊夫台長(左)と共に来館者4万人達成を祝う植野修子さん(左から2人目)、深瀬和子さん(同3人目)、石川裕子さん

洋野町大野地区の天体観測施設・ひろのまきば天文台(阿部俊夫台長)が22日、来館者4万人を達成した。節目となった久慈市の植野修子さんらに記念品を贈ったほか、くす玉を割って祝福した。

 同天文台は2010年5月、大野地区共同利用模範牧場に開設。有志による「ひろの星をみる会」(阿部会長)が運営し、星空教室や観察会を定期的に開催している。北東北最大級の口径51センチ反射式望遠鏡を備えるほか、同牧場が07年度に「日本一星空が見やすい場所」に選ばれるなど良好な観測環境で知られ、岩手県内外から多くの星空ファンが訪れている。

 この日は路線バス久慈大野線利用促進事業の一環で、同天文台での月観測イベントに訪れた久慈市からの参加者23人が来館。植野さんのほか、3万9999人目の深瀬和子さん、4万1人目の石川裕子さんがくす玉を割り、阿部台長からオリジナルグッズをプレゼントされた。

 初めて来館したという植野さん、石川さんは「選ばれてびっくりした。天候がいい時を狙って、また訪れてみたい」と笑顔。深瀬さんは「星空が本当にきれいなエリア。この環境を大切にしてほしい」と話した。

 阿部台長は「何度も足を運び、多彩な星空に触れてほしい」と感謝を伝えた。

 同天文台はキャンペーンとして、来館者先着30人に天体写真をプレゼントする。問い合わせは、ひろのまきば天文台=電話0194(77)3377=へ。

 
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