Free許さん、サクランボ窃盗 警察官らパトロール開始/南部町

監視活動を伝えるのぼり旗を設置する参加者
監視活動を伝えるのぼり旗を設置する参加者

南部町特産のサクランボの収穫期に合わせ、町防犯協会(工藤岩三会長)と三戸警察署(高橋徹署長)は18日、町役場町民広場で盗難防止パトロールの出動式を行った。同日からサクランボの収穫が終わる7月にかけて、地元の防犯指導隊員と同署員が夜間を中心にパトロールを実施し、町内全域で監視の目を光らせる。

 今季の同町のサクランボは、天候不順により園地によっては実割れが多く発生しているため、しっかりと生育した実は例年にも増して“貴重な一粒”となっている。

 出動式には関係者約40人が参加した。工藤会長と高橋署長が「農家が丹精込めて育てたサクランボを消費者に届けるため、地域全体で防犯活動に努める」「皆さんが警戒している姿を見せて犯罪者には警鐘を、地域住民には安心感を与えてください」とあいさつ。三戸地区防犯指導隊南部支隊の八木田清之支隊長が出動宣言を行った。

 参加者はこの後会場から移動し、農道沿いや農園前の町内10カ所に、監視カメラのイラストとメッセージが書かれたのぼり旗を設置した。

 
お気に入り登録