Free訪日客を潮風トレイルに CAから接客術学ぶ 八戸で講習会

インバウンドの受け入れ環境の充実に向けて意見を交わす参加者ら=19日、八戸市
インバウンドの受け入れ環境の充実に向けて意見を交わす参加者ら=19日、八戸市

八戸市鮫町の種差海岸インフォメーションセンターで19日、同市から福島県相馬市までの太平洋沿岸を結ぶ自然歩道「みちのく潮風トレイル」における、インバウンド(訪日客)の受け入れ環境充実に向けた講習会が開かれた。日本航空(JAL)で客室乗務員を務める安藤聡美さん(47)を講師に招き、参加者が海外の異なる文化を知る重要性や、コミュニケーションの取り方などを学んだ。

 6月に全線開通5周年を迎えた、全長千キロを超す同トレイルでのインバウンド需要の拡大を目的に、東北観光推進機構が主催。トレイルのガイドや観光関係者ら11人が参加した。

 安藤さんは、文化が異なる相手への接客方法や、実践している会話のポイントなどを解説。参加者はメモを取りながら、円滑なコミュニケーションのヒントを探った。

 英語に苦手意識があるという同センターのスタッフ田中まりなさん(28)は「しっかりと相手に向き合い、コミュニケーションを図っていきたい」と話した。

 安藤さんは「コミュニケーションには言葉を使わないものもたくさんある。講習をきっかけに、トレイルをさらに盛り上げてほしい」とエールを送った。

 講習会は八戸のほか、トレイルのルートに含まれる岩手や宮城、福島の3県でも順次開催する。

 
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