Free「涼みどころ」72カ所開設 八戸市、公共施設や郵便局 7月~9月

「涼みどころ」が開設される「YSアリーナ八戸」。2、3階で135人を目安に利用が可能だ=18日
「涼みどころ」が開設される「YSアリーナ八戸」。2、3階で135人を目安に利用が可能だ=18日

近年の気温上昇に伴う熱中症対策で、八戸市は7月~9月の3カ月間、市内の公共施設や郵便局72カ所に「はちのへ涼みどころ」を開設する。市民が一時的に暑さをしのぐために避難、休憩できる場所として開放。熱中症を予防する「クーリングシェルター」の役割を果たすほか、市全体の省エネにもつながるとし、利用を推奨している。

 18日の市議会民生環境協議会で市側が説明した。

 涼みどころは、冷房設備を有しており、開館時間中は市民が自由に出入り、休憩できる場所を有する施設。青森県と日本郵便の連携協定により、郵便局も利用可能となった。

 市庁舎、市民サービスセンター、「はっち」、市長根屋内スケート場「YSアリーナ八戸」などの公共施設36カ所と、市内の簡易郵便局を除く全局36カ所が対象。開放時間は各施設の通常業務時間に準じる(施設の閉館日は除く)。

 期間中は、各施設の入り口にポスターを掲示するほか、市ホームページに施設名や利用可能人数の目安などの一覧を掲載し、周知を図る。今後は公民館や民間企業などにも、協力を仰ぐ方針。

 同日の定例会見で熊谷雄一市長は「暑い中、我慢することなく、気軽に利用してほしい」と呼びかけた。

 
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