Freeがん制圧へ思い一つに 中心街歩き患者支援呼びかけ 八戸でチャリティー企画

がん制圧、患者支援の思いを込めて、中心街を歩く参加者

がん患者や経験者など、がんと闘う人を支援し、がんに負けない社会づくりを目指すチャリティーイベント「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2024八戸」(同実行委、日本対がん協会主催)が15日、八戸市中心街のマチニワで行われた。参加者が、がんで亡くなった人をしのび、がん制圧に向けて思いを一つにした。

 全国各地で実施されているイベント。八戸では13年に初開催し、今回が9回目。

イベントに共感した人々がメッセージを記したルミナリエが、会場を優しい光で包み込んだ

 イベントでは、がんサバイバー(がん経験者)へ寄り添う気持ちを込め、リレーウオークを実施。医療従事者や学生、サバイバーらが中心街を練り歩き、がん予防の啓発や、がん患者への支援などを呼び掛けた。地元団体のステージ発表やがん啓発講演なども行われた。

 参加した五戸町の手倉森ふささん(75)は、がん経験者。「経験者同士で話をしてお互いに元気をもらう場。自分は今こうして元気に過ごしているので、闘病中の人にも『大丈夫』という思いを伝えたい」と話した。

 主催者によると、市内外から約570人が参加した。実行委の小渡章好実行委員長は「生きていることが大切だという思いが一層強くなった。来年、より進化したイベントにすることがわれわれの義務。たくましく続けていきたい」と強調した。

 
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