Freeチキンカツバーガー食べに来て 15日「いまるカフェ」開店 軽米・宇漢米館

宇漢米館にカフェをオープンする菅野由喜男さん(右)と丸本順さん
宇漢米館にカフェをオープンする菅野由喜男さん(右)と丸本順さん

軽米町の「かるまい文化交流センター(宇漢米館)」2階に15日、地元の食材などを使った軽食を提供する「いまるカフェ」がオープンする。町地域おこし協力隊の菅野由喜男さん(59)=仙台市出身=と、丸本順さん(53)=広島市出身=が町と協力し、当面は週末に営業する。2人は「多くの人が気軽に立ち寄り、にぎわう場所にしたい」と意気込む。

 宇漢米館は昨年12月、町中心部の活性化の拠点施設としてオープンした。協力隊の2人は共に飲食業の経験があり、「町内外から来館する人が軽米らしい軽食を楽しみながら、ゆっくり滞在できる場が必要だ」と考え、町と一緒にカフェの開設を計画。同館の調理用のスペースや器具を使い、協力隊の活動の一環として営業することにした。

 メニューの目玉はチキンカツバーガー(税込み380円)。バンズや具材の鶏肉、レタスなどは町内の事業所が加工・製造した物を中心に使う。やわらかくジューシーな鶏肉に、酸味の利いたソースがマッチし、食べ応えのある一品だ。

 ホットドッグ(380円)やフライドポテト(190円)、町特産のサルナシのドリンク(280円)なども提供する。

 店名は軽米の読み方を逆にし、「いまる」には「今風の店」、「居てマル(この町と店に来て正解)」といった意味を込めた。菅野さんは「中心街を盛り上げるため、一緒に働く仲間も募集し、いずれは営業日も増やしたい」と意欲的だ。

 町は高校バレーボール部を題材にした人気漫画「ハイキュー!!」の舞台のモデルとされ、国内外から“聖地巡礼”で訪れるファンが増加。同館にもキャラクターのタペストリーを背景に撮影できるスポットを設け、注目を集めている。

 丸本さんは「漫画のファンもぜひカフェに寄って、交流を楽しんでいってほしい」と呼び掛ける。作品にちなんだメニューも今後、考えていくという。

 営業は土日の午前11時~午後4時ごろ。問い合わせは町政策推進課=電話0195(46)2115=へ。

 
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