岩手県は５日、県内６３の定点医療機関から５月２７日～６月２日の１週間に報告された新型コロナウイルス感染者が１７０人（前週比２３人減）、１機関当たりの平均は２・７０人（０・３６人減）で、２週続けて前週を下回った、と発表した。県北地方では、久慈保健所管内が１２人（１人増）で１機関当たり４・００人（０・３３人増）、二戸管内が６人（３人増）で１機関当たり２・００人（１・００人増）―と、いずれも前週を上回った。

　保健所管内別で見ると、県内全１０保健所のうち、県央や中部など５管内で、感染者数が前週より減少。大船渡管内（６人、１機関当たり１・２０人）は増減がなかった。

　年代別では、１０歳未満と１０～１４歳、２０代、３０代、５０代、８０歳以上が前週を下回った。

　県内では、新たなクラスター（感染者集団）が、久慈管内の高齢者施設１件、二戸管内の高齢者施設１件など計９件発生した。