Free暑い夏、郵便局でしのいで 熱中症対策、267カ所で開放/青森県内

宮下宗一郎知事(中央)に郵便局をクーリングシェルターとして活用することを報告する高橋芳雄局長(右から2人目)ら=30日、青森県庁
宮下宗一郎知事(中央)に郵便局をクーリングシェルターとして活用することを報告する高橋芳雄局長(右から2人目)ら=30日、青森県庁

熱中症対策に郵便局を使って―。日本郵便は今夏、高齢者などに冷房が効いている施設内で暑さをしのいでもらおうと、青森県内の郵便局の窓口ロビーなどを開放する。青森市の青森中央郵便局の高橋芳雄局長らが30日、県庁を訪れ、宮下宗一郎知事に報告した。

 2021年3月に県と日本郵便が締結した包括連携協定の一環。簡易郵便局を除く県内267の郵便局をクーリングシェルターとして活用し、高齢者などを熱中症から守る。7月上旬から10月末まで、準備が整い次第、実施する予定。

 利用時間は平日午前9時から午後5時まで。一部の大規模郵便局では土日も利用可能。利用者が体調不良を訴えた場合は、郵便局のスタッフが家族への連絡や救急車の手配を行う。

 この日は県庁で高橋局長が宮下知事に対し、各市町村に郵便局と連携するよう呼びかけを依頼し、「少し暑い、涼みたいという際には気軽に郵便局を訪れてほしい」とアピール。

 宮下知事は「地域に身近な郵便局がクーリングシェルターになるのはありがたい。連携して、暑い夏から県民を守っていきたい」と強調した。

 
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