Free効果的なプレスリリース作成学ぶ 広報担当者向けセミナー/本社
デーリー東北新聞社は29日、八戸市のデーリー東北ホールで「『メディアに刺さる』プレスリリースセミナー」を初めて開いた。北奥羽地方を中心とした企業・団体の広報担当者らが参加。講師や記者の講話を通し、報道機関向けに情報を発表する「プレスリリース」の作成方法について理解を深めた。
地元の企業・団体が自社の情報を効果的に伝え、メディアや地域社会の関心を引く方法を学ぶのが目的。44社の計61人が受講した。
東京と八戸を拠点に活動するPRコンサルタントで「Double Sharp.Japan」代表の伊藤順子氏は、成功事例を挙げながらプレスリリースを活用したPR戦略の重要性を解説した。
本社報道部の記者が、現場の視点で捉えた効果的な情報発信について説明したのに続き、ライターを務めるソリューション営業部の田名部瑠衣次長はプレスリリースの作成方法を紹介。「メディアが興味を持つためにはタイトルが決め手」「専門用語はなるべく使わず、分かりやすい表現で」などのポイントを示した。
参加者はアドバイスを基に、プレスリリース全体の要約に当たるリード文の作成に挑戦。三八五流通(同市)の槻ノ木澤さくらさんは「リード文が大事と明確に分かった。今後は意識して作成したい」と話した。