Free天摩(八戸出身)パラ五輪代表内定 ゴールボール女子、3大会連続
日本ゴールボール協会は30日、今夏のパリ・パラリンピックに出場する女子日本代表の内定選手を発表し、八戸市出身の天摩由貴選手(33)=エイト日本技術開発=ら6人を選出した。天摩選手は同競技のパラ代表に3大会連続で選ばれる見通しとなり、協会を通じて「目標は金メダル。一日一分を大切に万全の準備を整えていく」と意気込みを示した。
日本パラリンピック委員会が今後、ゴールボールの派遣選手を正式決定し、7月に代表メンバーを発表する予定。
天摩選手は2012年ロンドン大会の陸上女子100メートル、200メートルでパラリンピックに初出場した。その後ゴールボールに転向し、16年リオデジャネイロ大会は同競技で代表入り。銅メダルを獲得した前回の東京大会は大会序盤に負ったけがに苦しんだものの、主将としてチームをけん引した。
東京大会後も経験に裏打ちされた正確なプレーや鋭い洞察力、複数のポジションをこなす柔軟性などを武器に活躍。3月のジャパンパラ大会では新たなポジションに挑戦しながら、全5試合に出場した。
天摩選手は「最高の舞台に再び立てることをうれしく思うと同時に、身が引き締まる思い」とコメント。「一人一人が自分の役割を果たし、それが全てかみ合った時、金メダルをつかみ取れると信じている」と大会本番を見据えた。
ゴールボールの日本女子は、04年のアテネ大会からパラリンピックに6大会連続出場。ロンドン大会では金メダルを獲得し、リオ大会は5位だった。パリ大会は現地時間8月29日~9月5日の日程で行われる。