ＪＲ東日本が事業主体として青森駅東口に整備を進めてきた複合施設「ＪＲ青森駅東口ビル」が２６日、オープンする。地上１０階建てのうち、商業施設「＆ＬＯＶＩＮＡ（アンドラビナ）」、県の縄文遺跡群情報発信施設「あおもり縄文ステーション　じょもじょも」、青森市の「市民美術展示館」が入る１～４階が開業を迎える。

　１～３階の＆ＬＯＶＩＮＡには東北初出店のアウトドア総合専門店やアパレル店、県内初出店の生活雑貨店などが入店。ラーメン店や中華料理店、東北ファーム（三沢市）のブランド卵「味乙女」を使ったシュークリームが味わえるスイーツ・雑貨店などレストラン部門を含め、約２０店舗が並ぶ。

２５日は内覧会を開催。ＪＲ東盛岡支社の渡邉佳隆地域共創部長は取材に対し、「地元の人と観光客のどちらにも喜んでもらえるようなバランスのまとまった駅ビルになった。情報発信基地として青森の良さを伝えたい」と話した。

　駅周辺整備を巡っては、ＪＲ東、県、青森市、青森商工会議所の４者が２０１８年に連携協定を結び、にぎわい創出に向けて開発を進めてきた。