Free備蓄食、定額でお届け 本社「ヒビタス」来月1日開始

ヒビタスで届く備蓄食セットの一例(プレミアムコース)

デーリー東北新聞社(広瀬知明社長)は21日、来月1日に予定する備蓄用食料品のサブスクリプション(定額利用)サービス「ヒビタス」の受付開始に向け、備蓄食の選定を担うユニバース(八戸市、三浦建彦社長)と売買契約を結んだ。備蓄食の定額配送は青森県内初の試みで、各家庭での適切な備蓄を支援することで地域の防災力向上を図る。

 ヒビタスは、備蓄食の詰め合わせを3カ月ごとに配送するサービス。缶詰やレトルト食品などを日常的に消費し、補充を繰り返す「ローリングストック」を実現し、賞味期限切れや補充忘れといった課題を解消する。

 八戸市内(南郷除く)であれば、新聞購読の有無にかかわらず申し込みができる。配送はデーリー東北新聞の各販売店が担当し、初回分は食料品のほか、防災士が監修した防災グッズもセットで届く。月額料金は、基本のスタンダードコースで2310円(税込み)から。

調印式で握手を交わす三浦建彦社長(右)と広瀬知明社長=21日、八戸市のユニバース本部

同市長苗代のユニバース本部で行われた調印式で三浦社長は「災害時には各家庭での備えが大切。取り組みを広げたいと考えていたところ、ヒビタスの提案を受けた。協力して地域の安全安心に貢献したい」と社会的意義を強調。

 備蓄食の選定に当たっては、水や主食だけでなく、副菜やおやつなどをバランスよく組み合わせる方針で、「おいしさと楽しさも伝えたい」とした。

 広瀬社長はユニバースの協力に感謝し、「備蓄食が届く度に防災意識を高める効果も期待できるので、ぜひ利用してほしい」とPRした。

 問い合わせはデーリー東北新聞社内のヒビタス事務局=電話(0120)123583=へ。

 
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