天鐘(3月9日) 2024年3月9日 6:05 ことし没後10年になる詩人の吉野弘さんは『祝婚歌』など平易な言葉で人間の温かみを描く一方で、漢字を見つめ、その成り立ちからイメージする作品を幾つも残した▼『漢字喜遊曲』と題する詩の中に、心に染み入る一節がある。〈母は/舟の一族だろうか。ここ.....有料記事です。新聞購読者は無料で会員登録できます。会員登録するログイン(会員の方)サービス内容の詳細はこちら お気に入り登録 お気に入りリスト