Free観光消費額年間2000億円、宿泊者数550万人泊維持 青森県の次期5カ年計画素案
青森県は28日、青森市で開いた県観光国際戦略推進本部(本部長・宮下宗一郎知事)の観光戦略プロジェクト推進委員会で、本年度末に期限を迎える「県観光戦略」の次期計画(2024~28年度)の素案を示し、了承された。最終年度までに達成する目標指標は、観光消費額が年間2千億円、延べ宿泊者数が550万人泊、外国人延べ宿泊者数が50万人泊で、いずれも現行の数値を維持した。
県内観光指標の最新値を見ると、観光消費額が1495億円(22年)、延べ宿泊者数が413万人泊(23年1~11月)訪日外国人が24万8750人泊(同)。コロナ禍から回復途上にある現状を踏まえ、目標は現行値と同数とした。
戦略プロジェクトは▽観光の付加価値創出・向上▽多様な来訪者が快適に滞在できる環境づくり▽デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進と持続可能な観光関連産業の確立―など5項目。付加価値創出・向上には連泊促進や平日と閑散期対策、コンテンツ整備などを盛り込んだ。
次期計画の策定に向け、県は3月下旬の推進本部総会に最終案を諮る。