Free厳冬期の電力確保手順を確認 再処理工場で防災訓練/原燃
日本原燃は16日、六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場で、厳冬期の防災訓練を行った。外部電源が喪失した事態を想定し、電源車を使った電力確保や給電などの手順を確認した。
同村で震度6強の地震が起きて再処理工場の外部電源が喪失し、非常用ディーゼル発電機も起動に失敗した―との想定で実施した。
訓練では、工場敷地内を走行していた車両の荷台から建設資材が道路に落下し、電源車の通る道をふさいだ―と仮定し、ホイールローダーを使って障害物を撤去。電源車の操作では、非常用電源建屋に電気を供給するためのケーブル敷設やガスタービン起動などの流れを確認した。
再処理事業部運転部の小野善貴主任は「凍結や寒さで思うように手が動かせないこともあると思うが、どんな環境でも迅速、確実に対応できるよう今後も訓練したい」と述べた。