八戸市美術館で開催中の絵画展「藤井フミヤ展　Ｆｕｍｉｙａｒｔ２０２４」（デーリー東北新聞社主催、３月２５日まで）が小学校の美術鑑賞の場として利用されている。９日は市立八戸小（小林淳校長）の４年生５３人が訪れ、幅広いジャンルの作品が並ぶ会場を興味深げに巡った。

　同展は、マルチな才能を発揮するアーティスト藤井さんによる、水彩や油彩、切り絵、ＣＧアート、ワイヤアートなど、技法も画材もまったく異なる、独特な表現の作品が一挙にそろっているところが見どころ。色彩も鮮やかで、子どもでも楽しめる展示となっている。

　宮古佳和君（１０）は「シールがたくさん貼ってある作品がきれいだった。いろいろな作品を作れてすごい」、山田花凛さん（１０）は「どの作品にも心が込められていると感じた。また家族で見に来たい」と語った。

　同展の観覧料は一般１５００円、高校・大学生９００円、中学生以下無料。時間は午前１０時～午後７時。火曜休館。