Free休屋地区でイグルー作り体験イベント 冬期の誘客促進狙い/十和田
十和田八幡平国立公園の十和田湖畔休屋地区で7、8の両日、雪を使った住居「イグルー」を作る体験イベントが開かれた。主催は十和田市版DMO(観光地域づくり推進法人)十和田奥入瀬観光機構。雪をレジャー資源として活用し、冬期の誘客促進と宿泊利用の増加を目指すのが狙い。
イグルーは、北米の北極海沿岸に暮らす先住民族が狩猟先で一時的に築く、かまくらに似た住居。観光機構は昨年から試験的に体験活動を実施しており、今年は湖畔休屋の北駐車場と同市法量焼山の奥入瀬渓流温泉スキー場の2会場で計4回行う予定だ。
8日は12人が参加。雪を踏み固めた後、専用のこぎりを使ってブロック状に切り出し、積み重ねてドームの形を作り、豪雪地帯ならではの雪の活用法を満喫した。昼は県産食材のランチで体を温めた。
観光機構の担当者は「青森にしかできない自然資源を生かしたコンテンツをより多くの人に伝え、青森のファンを増やしていきたい」と意欲を示した。