Free青森県産品輸出の事例紹介 海外ビジネスの可能性探る 八戸でシンポ

青森県産品の海外輸出の事例紹介などが行われたシンポジウム=5日、八戸市
青森県産品の海外輸出の事例紹介などが行われたシンポジウム=5日、八戸市

青森県などは5日、八戸総合卸センター会館で「AOMORIグローバルシンポジウムin八戸」を開いた。海外事業に関心を持つ事業者ら35人が出席し、県産品の輸出事例などを通し、地域経済活性への意識を高めた。

 パネルディスカッションでは、中里青果(五戸町)の中里琢美専務、aumo(東京)の藤田健太郎さん=南部町出身=、マルジン・サンアップル(平川市)の葛西万博社長が、海外ビジネスの経験を解説。進行役は、モディ(南部町)の後藤欣司社長が務めた。

 中里専務は、自社で扱うナガイモ加工品の販路拡大への活動を紹介。現地の食の好みを把握した商品展開が効果的だったとした。

 アルバニアからオンラインで参加した藤田さんは、消費動向からヨーロッパ向けは外食や贈答用を狙うべきと分析。葛西社長は「挑戦することで人脈が広がる」と訴えた。

 基調講演では、葛西社長が「りんごの産地を守り、青森県の未来を創るために」と題し、自社や、仲間と設立した輸出総合商社「青森トレーディング」の取り組みについて説明。「世界に通用する仕事が地元にあることを知ってほしい」と語った。

 
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