Free見事!農業技術検定3級に全員合格 名農高環境システム科1年生が快挙

全員合格を果たした青森県立名久井農業高環境システム科1年生
全員合格を果たした青森県立名久井農業高環境システム科1年生

青森県立名久井農業高(小泉朋雄校長)環境システム科1年生14人が、日本農業技術検定(同検定協会実施)3級に、同校初となる全員合格を果たした。進級前に達成した快挙に、生徒は自信を深め、次の目標に向かって努力している。

 同検定は、農業の知識と技能の習熟度を客観的に評価する全国統一の試験。3級は農業基礎など50問を40分で回答、合格基準は60点以上。今回(昨年12月実施)の全国結果は合格率66・1%だった。

 同校ではこれまで2年時に受検しており、合格率は6割ほど。修学旅行など学校行事との兼ね合いから、今回は前倒しで臨んだ。昨夏に初めて過去問に挑戦した際には、「分からないことだらけで難しかった」と生徒らは振り返る。

 しかし、少人数だからこそ、一人一人の勉強への姿勢がお互いに良い影響を与え、自然と学び合う雰囲気ができたという。坂下勇人さん(16)は「放課後も寮でも、集中して対策に取り組んだ」と話す。中居くららさん(15)は年度内に別の資格試験があることに触れ、「次もみんなで全員合格する」と意気込んだ。

 新年度を控え、先輩として頼もしい姿を見せたいという思いもある。鈴木奨梧さん(15)は「名農初を成し遂げられたのは、仲間や先生のおかげ。後輩たちの励みになれば」と語った。

 
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