Free八工大生が「6」で斬新デザイン 六旬館にモニュメント完成
八戸工業大(坂本禎智学長)の学生がデザインを担当した、六ケ所村の特産品販売施設「六旬館」のモニュメントが完成した。作品テーマは「驚きと感動」で、六ケ所にちなんで数字の「6」を組み合わせ、近未来のビルをイメージした斬新なデザイン。23日、現地で除幕式が行われ、担当した学生たちは「インスタ映えするスポット。多くの人に見に来てほしい」と期待を込めた。
同大は、2023年4月から村観光協会(及川次夫会長)とコラボして、産学連携デザインプロジェクトを展開。感性デザイン学部の学生が13グループに分かれてデザイン案を検討し、現地調査などを通してモニュメントのアイデアを練ってきた。
学内でのプレゼンテーションを踏まえた審査の結果、3年の石井佑篤(ゆうと)さん(21)、東海林創(つくる)さん(21)、向中野祥吾さん(21)のグループが考案した「66六ケ所」が採用。デザイン案を元に六ケ所エンジニアリング(附田妙子社長)が制作した。
作品は高さは約3メートル。数字の「6」を三つ組み合わせて立体化し、ニッコウキスゲ(村の花)の黄色、クロマツ(村の木)の緑色、太平洋の青色を使うなど、村の特徴を配色の面からも表現した。
石井さんは「インスタ映えするので、若い人にも見に来てほしい」、向中野さんは「六ケ所村や六旬館のにぎわいにつながれば」と笑顔。東海林さんは「地域密着の大学だからこそできたプロジェクト。参加できてうれしい」と語った。