Free【藤井フミヤ展】制作のエピソード披露 本人来場でトークイベント

画家としての活動についてさまざまな角度で語り合う、藤井フミヤさん(左)と日比野克彦さん=20日、八戸市美術館div
画家としての活動についてさまざまな角度で語り合う、藤井フミヤさん(左)と日比野克彦さん=20日、八戸市美術館div

絵画展「藤井フミヤ展 Fumiyart2024」初日の20日、会場の八戸市美術館で行われたトークイベントでは、事前の抽選に当選した観客約80人を前に、藤井フミヤさんが制作活動の裏側や作品に込めた思いについて語った。

 アートプロジェクトを共に行うなど、以前から親交のある東京藝術大学長の日比野克彦さんが聞き手を務めた。日比野さんは自身の考えや経験を織り交ぜながら、さまざまな角度から「画家・藤井フミヤ」に迫った。

 藤井さんは「(制作には)いろいろな物を使うが、持った物で何をどうやったら面白いかなと考える」と作品の着想源について明かした。また、酒に酔った夜に制作中の絵に手を加えてしまい、翌朝後悔したというエピソードをユーモアたっぷりに披露し、参加者の笑いを誘った。

 終盤では、藤井さんへの質疑応答の時間も設けられた。「音楽活動とアート活動で似ている部分はあるか」という質問には、「自分の作風はエンターテインメント。楽しく見てほしいという気持ちがすごくあって、それはポップスに近いと思っている」と回答。質問者それぞれの問いに誠実に向き合った。

 同展はデーリー東北新聞社主催。トークイベントの詳報を後日、本紙文化面に掲載する。

 
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