岩手県は１７日、県内６１の定点医療機関から８～１４日の１週間に報告された新型コロナウイルス感染者が６３１人（前週比１５０人増）、１機関当たりの平均は１０・３４人（２・４５人増）だったと発表した。感染者数が前週を上回るのは４週連続で、増加傾向が続いている。県北地方では、久慈保健所管内が２４人（５人増）、１機関当たり１２・００人（２・５０人増）で前週より増加。二戸管内は２９人（１人減）、１機関当たり９・６７人（０・３３人減）で前週より微減した。

　保健所管内別でみると、県内全１０保健所のうち、二戸と中部を除く８管内で感染者数が増加。年代別では、２０歳代以外の年代がいずれも前週を上回り、特に１０歳未満（８８人、１機関当たり１・４４人）、１０～１４歳（３１人、１機関当たり０・５１人）、１５～１９歳（３３人、１機関当たり０・５４人）の増加が際立った。

　新たなクラスター（感染者集団）は県内で８件発生した。