Freeシジミやクルミで料理 縄文時代に思い/七戸
七戸町のNPO法人情熱七戸(古屋敷賢治理事長)は12日、天間林保健センターで「縄文料理教室」を開いた。児童とその保護者ら約20人が縄文時代から食べられていた食材を使った料理を作り、楽しみながら縄文時代について学んだ。
県の食育活動実践プロジェクトの一環。町内にある世界遺産「二ツ森貝塚」や縄文時代について理解を深めるとともに、栄養バランスや地産地消について考えてもらうのが狙い。
この日はまず、同貝塚ボランティアガイドのメンバーが貝塚の特徴や出土品、縄文人の食生活について、クイズを交えて解説した。
その後の調理では、縄文時代から食べられているシジミのスープと、クルミを使ったおやつ作りに挑戦。児童は保護者と協力しながら材料を小さく刻んだり、焦げないように木べらを細かく動かて炒めたりしていた。
町立城南小2年の川村奈那さん(8)は「難しい所もあったけど、おいしくできた。シジミとかクルミとか、縄文時代の人と同じものを食べてるのはすごい」と話した。