Free国内最高峰の小中学生ダンス大会で優勝 沢上さん(八戸二中)

国内最高峰のダンス大会で優勝を果たした沢上悠磨さん
国内最高峰のダンス大会で優勝を果たした沢上悠磨さん

八戸市のダンススタジオ「ONE MOVE」に所属する沢上悠磨さん(15)=市立第二中3年=が、昨年12月に大阪府で開かれた、小中学生対象の国内最高峰のダンス大会「FRONT LINE(フロントライン)」のソロバトル部門で優勝を飾った。初めて日本一の称号を手にし、沢上さんは「とても緊張したが、自分の力を出し切れてうれしい」と喜びをかみ締めた。

 スタジオを経営する父光裕さん(45)の影響で、4歳からヒップホップダンスに打ち込んできた沢上さん。しかし、小学2年時に「自分にヒップホップは合わない」と感じるようになったという。母の勧めで、筋肉をはじいた表現が魅力のポップダンスを習い始めると、一気に才能が開花した。

 出場した大会では常に上位の好成績。初挑戦となった昨年10月のフロントライン東北地区予選でも、圧倒的なパフォーマンスで見事突破を果たした。

 迎えた本選は、各地区を勝ち抜いた17人のトーナメント戦で争われ、次々と全国の強豪を撃破。尻上がりに調子を上げ、決勝では自身が持つ最高のパフォーマンスで優勝を決めた。

 大会当日、会場で息子を見守った光裕さんは「スタジオにとっても日本一は初めての快挙。よくやってくれた」と笑みを浮かべる。

 姉りんかさん(25)は世界を舞台に活躍を続けているダンサーでもあり、沢上さんは「自分もいつか―という思いはある。これからも練習を重ね、いつか海外で挑戦してみたい」とさらなる飛躍を誓った。

 
お気に入り登録