Free南部町がマンホールカード配布 えんぶりと町の花「ぼたん」デザイン
南部町は、同町南部地区に設置されているマンホールを印刷した「マンホールカード」を配布している。全国にコレクターがおり、当該自治体でのみ入手できることから達成感は大きいという。マンホールのふたには、えんぶりと町の花ボタンがデザインされており、担当者は「町観光の記念にしてほしい」と呼びかけている。
カードは、全国の地方公共団体と下水道広報プラットホームが共同で発行。表面に実物の写真、裏面にデザインの情報などを記載している。2016年4月の開始時からこれまでに、全国で968種1050万枚が配られ、第21弾として同町を含む34種を追加。三戸町などでも交付しており、青森県内では7例目となる。
実物は地区内に千カ所超あるというが、カラー版は町民体育館付近の歩道1枚のみ。カードに位置座標が表示されている。冬のえんぶりや、5月下旬ごろに見頃を迎えるボタンを現地で観賞するのもいい。
カードは昨年12月から配布。町役場でこのほど行われたセレモニーで、工藤祐直町長は「カードや郷土芸能、風景などで町を盛り上げたい」とあいさつし、1人目の同町上名久井の舘野静雄さん(74)にカードを手渡した。舘野さんは「中学生の孫のために並んだ。地域や環境に興味を持つきっかけになれば」とほほ笑んだ。
配布場所は、町いちょうホールと南部公民館の2カ所で、時間はいずれも午前9時~午後9時。ただし、南部公民館は毎月第3日曜と祝日が休館。