Freeキャッチボールクラシック全国3位 息ぴったり、五戸チーム快挙

銅メダルを手に3位入賞を喜ぶヤング五戸BBCの選手
銅メダルを手に3位入賞を喜ぶヤング五戸BBCの選手

キャッチボールの速さと正確さを競う「キャッチボールクラシック2023全国大会」(日本プロ野球選手会主催)が今月、大阪府で開かれた。青森県代表として出場した小学生野球チーム・ヤング五戸BBCが3位入賞を果たした。選手たちは、大舞台でも息の合ったプレーで好スコアを連発。目標の優勝にはわずかに届かなかったが、充実した表情を見せた。

 ルールは1チーム9人が5人と4人に分かれ、7メートルの距離で向かい合い、一つのボールを代わる代わる投げ合う。2分の制限時間内にキャッチボールできた回数を競う。

 11月の県大会では111回がベストスコアだったヤング五戸。新井山勝幸監督は「ここから1回伸ばすのが大変」と話し、全国大会では115回を目標に練習を重ねた。

 全国大会には53チームが出場。4グループに分かれて争った。ヤング五戸は予選1回戦こそミスで出遅れたが、2回戦は114回、準決勝で目標だった115回を記録。全体のトップで決勝に進んだ。

 上位10チームによる決勝でも、きびきびとした動きで準決勝と同じ115回だったが、他のチームに上回られ3位に終わった。優勝は四福少年野球(岡山県)で118回だった。

 大会後、賞品の銅メダル到着が遅れていたが、26日にようやく選手たちの元に。手に取りながら3位入賞を実感していた。主将の三浦健汰君(五戸町立五戸小6年)は「優勝できなかったのは残念だが、準決勝と決勝で115回を出せて満足している」と語った。

 元球児でもある若宮佳一町長も、朗報に「毎日集中して頑張った結果。本当にうれしい」と喜んだ。

 
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