Free中日松山投手、地元で指導 七戸で小中学生野球教室
プロ野球の現役選手、OBが子どもたちを指導する「ジュニア育成事業ベースボールスクール」が10日、七戸町屋内スポーツセンターで開かれた。町内外の小中学生が、投球や打撃の基本や上達のポイントを学んだ。
町スポーツ協会(田島政義会長)主催。1996年から実施しており、26回目。今回は、中日ドラゴンズの松山晋也投手(同町出身、八学野西高―八戸学院大出)、埼玉西武ライオンズの黒田将矢投手(むつ市出身、八戸工大一高出)、横浜DeNAベイスターズの蝦名達夫外野手(青森県立青森商業高―青森大出)の現役3選手と、元投手橋本武広さん(同町出身)、元捕手田原晃司さんのOB2人が講師として参加した。
同町や東北町のチームに所属する小中学生85人が参加。正しいボールの投げ方や打撃、走塁のこつなど、講師陣が手本を見せながら指導。子どもたちは「家でできる練習は」「これまで対戦した中で一番怖かった打者は」などと質問していた。
七戸町立天間林中1年の松山翔さん(12)は「(松山投手は)考えていることや練習内容の全部がすごかった。マウンドに立つときに、教わったことが意識しなくてもできるように練習したい」と目を輝かせた。
自身も子ども時代にこの野球教室に参加していたという松山投手は、「指導する立場になるとは思っていなかったので、とても光栄なこと。一人でも多くプロ選手になれるように、教えたことを次の練習から意識してほしい」と話した。