八戸市のボランティア書道教室「俊文書道会」（西里俊文代表）の書展「Ｐｒｅｔｔｙ　ａｎｄ　Ｖｅｒｓｕｓ」が１６日、市美術館で始まった。「かわいい」と「対決」をテーマとした個性的な作品が並び、来場者の目を引いている。１７日まで。

　障害の垣根を越え、さまざまな年代の人々が書道に親しむ同会。今回の書展では、会員９人の１０７点をテーマ別に展示している。

　「Ｐｒｅｔｔｙ」では、「なぜかドキドキするの愛なのかな」などとしたためた、温かみのある作品がずらり。「Ｖｅｒｓｕｓ」には、同会に所属する二つの家族による力作が対決形式で並び、それぞれの人柄がにじむような言葉がつづられている。

　出品した会員の蛇平蒼大さん（１６）は「美術館で作品が展示されてうれしい。多くの人に見てもらいたい」と来場を呼びかけた。

　入場無料。時間は午前１０時～午後５時。