デーリー東北新聞社は１５日、八戸圏域の中高生を対象とした職業教育支援誌「カナエルはちのへ」第１１号を発行し、各校へ配達を始めた。１８日までに圏域の高校、特別支援学校、八戸市内の中学校計５０校へ全生徒分を無償配布する。

　未来を担う中高生に地元で働く魅力を伝えて地域活性化を図ろうと、企業・団体の協賛を得て年２回（６月、１２月）、各１万６千部発行している。

　第１１号は、地元企業で活躍する若手社員を紹介する「私としごと」で１５人にインタビュー。職業にスポットを当てて深掘りする巻頭特集では、高校の修学旅行の添乗員に密着し、旅行業界のやりがいや仕事にまつわるエピソードを紹介している。

　１５日は、上村奉樹地域ビジネス局長が南部町の青森県立名久井農業高を訪れ、「キャリア教育に活用してもらいたい。生徒が保護者と話すきっかけづくりにも役立てば」と小泉朋雄校長に同誌を手渡した。

　小泉校長は「生徒や教員にとって卒業生が活躍している姿が励みになる。生徒には進路選択の参考にしてほしい」と話した。

　同誌に関する問い合わせは、デーリー東北新聞社地域ビジネス局＝電話０１７８（８０）７０９５＝へ。