Free「吉!福三」ハーモニカ全国2位 メンバー3人、夢は単独コンサート
八戸市と十和田市の愛好者でつくるハーモニカチーム「吉!福三」が、11月12日に東京都で開かれた、第13回複音ハーモニカコンクール(日本ハーモニカ芸術協会主催)のトリオ・カルテットの部に初出場し、2位に輝いた。チームは「ハーモニカの魅力をもっと伝えていきたい」と意気込んでいる。
メンバーは、八戸市在住の大谷裕子さん(70)と左舘武司さん(65)、十和田市在住の福沢勝義さん(71)。結成して1年ほどだが、自主練習の他に月2回は集まって演奏し、表現力を磨いてきた。大谷さんは「3人で曲を作り上げていく過程が楽しかった」と振り返る。
コンクールで演奏したのは、祭りなどで歌われるというイスラエル民謡「ハバ・ナギラ」。人々が輪になって集まる楽しげな雰囲気を曲に乗せ、会場の手拍子を受けながら軽快なテンポで息の合った音色を響かせた。
地方大会を勝ち抜き、全国大会へ推薦された有力チームを相手に堂々の2位。思いもよらなかった結果に福沢さんは「とにかく驚いたが、うれしかった。今後もさらに腕を磨いていきたい」と語った。
チームの今後の目標は、演奏会の開催を通してハーモニカの良さを広め、愛好者を増やすこと。左舘さんは「単独コンサートができるよう、演奏できる曲数を増やしたい」と力を込めた。