Free【みちのく生き物観察記】オナガ

上の写真は優雅な姿で飛ぶオナガ(階上町、11月)。下は赤い木の実を食べるオナガ

オナガは「尾長」の名前の通り、長い尾が特徴のカラスの仲間だ。体長は37㌢ほどだが半分が尾の長さなので体はスズメを一回り大きくしたくらい。黒い頭に青い羽根と長い尾を持つカラス科の中では美しい姿の鳥である。

東日本に留鳥として分布、低地から山地にかけて雑木林などに生息する。群れで行動し、階上町や八戸市松館などではよく目にする。青い長い尾をスッと伸ばして飛ぶ姿はなかなか優雅だが、その鳴き声はグェイグェイとにぎやかだ。集団で移動するときも会話するように鳴きかわす。

巣の近くに外敵が寄ると仲間が集まってきてうるさく鳴いて威嚇するという。樹上で木の実や昆虫を食べるが、時に小鳥の卵などを襲うこともあるようだ。

 
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