Free歌や踊りのステージ刷新 八戸で「民謡の祭典」

会場を盛り上げた三味線の演奏とヒップホップダンスによるコラボ企画=3日、八戸市公会堂
会場を盛り上げた三味線の演奏とヒップホップダンスによるコラボ企画=3日、八戸市公会堂

デーリー東北新聞社主催の「未来に紡(つむ)ぐ民謡の祭典2023~きたおうう芸能新時代~」が3日、八戸市公会堂で開かれた。出演者が見事な歌い回しや息の合った踊りを披露し、満員となった客席に民謡の魅力を存分に届けた。

 1983年から続いてきた「民謡・お笑い夢の祭典」をリニューアル。今回から、東京五輪閉会式にも出演した津軽三味線奏者で民謡歌手の松田隆行さん(同市出身)が企画や演出を担当する。

 イベントは地元ゆかりの民謡「南部俵積み唄」で幕開け。民謡歌手松田とみさん、第67代青森県民謡王座の高橋さつきさんらが次々と舞台に登場し、東北地方の民謡を伸びやかな声で歌い上げた。門口流光扇会や木村社中月美会なども、しなやかな踊りで会場の目をくぎ付けにした。

 他ジャンルとのコラボ企画も実施。三味線の演奏や歌声に合わせて、ヒップホップやフラのダンスが披露されるなど、民謡の新たな可能性を示した。

 
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