Freeおむつ交換や着替えに奮闘 横浜中生が育児体験
横浜町立横浜中(小比類巻英夫校長)の3年生27人が22日、同町の菜の花にこにこセンターで「赤ちゃんふれあい体験学習」に臨み、子育ての苦労や大切さを学んだ。
体験学習は町の主催で、赤ちゃんとの触れ合いを通じて生徒に命の大切さを感じてもらい、思いやりの心を養うのが目的。コロナ禍のため中断していたが、4年ぶりに再開となった。
生後3カ月から2歳までの赤ちゃん11人と父母をはじめ、看護師、助産師、保健師が協力。生徒たちは、事前に人形を使った学習で準備を重ねたほか、家庭科の授業で作った手製のぬいぐるみを持参した。
エプロン姿の生徒たちは三つのグループに分かれ、赤ちゃんのあどけない笑顔に頰を緩めながらあやしたり、おむつの交換に挑戦したりと奮闘。身体測定では赤ちゃんを恐る恐る抱きかかえて、慎重に計測台の上に載せた。
赤ちゃんと遊んでいた若佐缶成さん(15)は、「弟がいないので扱い方がよく分からなかったが、だんだん慣れてきてかわいいと思った。将来に役立つかも」と目尻を下げた。