Free来年10月八戸で「全国朝市サミット」 湊日曜朝市会、市に支援要請
全国の朝市団体が集まる「全国朝市サミット」が2024年10月19、20日、八戸市で開かれることが決まった。同市での開催は2015年に続き2回目。同20日は日曜に当たり、館鼻岸壁朝市を運営する湊日曜朝市会は約6万人の集客を見込む。同朝市会は20日、開催資金を賄うのは難しいとして、市に補助金などの支援を要請した。
同朝市のほか、北海道から九州まで14の朝市は「全国朝市サミット協議会」を構成。朝市の活性化と情報交換などを目的に、1988年からサミットを延べ25回開催している。24年の八戸開催は、今月11、12日に千葉県勝浦市で開かれたサミット総会で承認された。
湊日曜朝市会の慶長春樹理事長によると、現在、館鼻岸壁朝市は毎週2万5千人ほどが訪れ、約3割はインバウンド(訪日客)を含む観光客。24年のサミット当日の朝市は協議会の構成団体も出店する予定で、混み合うことが予想される。前回の八戸開催では約4万7千人が来場し、十和田、三沢両市内のホテルも満員になったという。
20日、市庁で熊谷雄一市長に補助金に関する要望書を提出した慶長理事長は「地元客は普段買えない、全国の品を楽しみに来るだろう。観光客は朝市が終わった後すぐに帰ることなく、近隣市町村にも足を伸ばし、地域の良さを知ってもらう機会としたい」と強調。八戸圏域版DMO(観光地域づくり推進法人)VISIT(ビジット)はちのへに対しても、近隣に波及効果を生む企画の協力を要請するという。