Free小学校教員の魅力は 志望の高校生が質問 青森県教委が動画制作進める

白銀小教諭の淡路衣津季さん(右)に質問を行う八戸北高の生徒
白銀小教諭の淡路衣津季さん(右)に質問を行う八戸北高の生徒

青森県教委は本年度、小学校教員の魅力を伝え、教員志望者の増加につなげる目的で、県内の小学校教員へのインタビュー動画の制作を進めている。インタビュアーを務めるのは、教員を志望する県立高の生徒で、「仕事のやりがいは」「働きやすい環境か」など若者らしい視点でさまざまな質問を投げかけている。

 本年度の重点事業として掲げる「あおもりで働こう」小学校教員魅力向上事業の一環。現場の教員のインタビューを通し、志望者らに県内で働く具体的なイメージを持ってもらうのが狙い。

 インタビューは11~12月にかけて、県内の6小学校で行う。年内をめどに動画へまとめ、ペーパーティーチャーらを対象とした研修会などで紹介する考えだ。

 13日は八戸市立白銀小で撮影を実施。県立八戸北高の生徒5人が、同小教諭の淡路衣津季さん=6学年担任=と、大庭菜摘さん=5学年同=に、さまざまな質問を行った。2人は「子どもたちの成長を身近で感じる時にやってて良かったと感動する」「子どものために頑張ろうという先生の集まりなので働きやすい」と誠実に答えていた。

 インタビューした同高2年の松浦理喜(としき)さん(16)は「小学校の先生を目指しているので、今回は貴重な機会になった。これを機に勉強などを頑張りたい」と笑顔。淡路さんは「(動画を見て)子どもたちの成長につながる仕事を一緒に取り組みたいと思ってくれたらうれしい」と話していた。

 
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