青森県立八戸工業高（佐藤努校長）は１日、同校体育館で特別講演会を開いた。同校の卒業生で、２０１５年の世界選手権自転車競技大会銀メダリストの上野みなみさん（ＨＰＣＪＣ）が講演。全校生徒らが、物事に諦めずに取り組むことの大切さを学んだ。

　同校創立８０周年を記念し、八戸市スポーツ大使を務める上野さんを講師に招いた。

　上野さんは講演で、多くのけがに悩まされたが、それを乗り越え、成長できた経験談を紹介。何事もチャレンジしてみて、諦めずにやり続けてほしい―と強調した。その上で、「最終的に自分で自分の人生を決めてほしい。そうすれば次のステップに進むことができる」と後輩たちにエールを送っていた。

　同校３年で生徒会副会長の前川原姫典ひよりさんは「やらないよりまずはやってみることが大切だと感じた」と刺激を受けた様子だった。