Free簡単な手話学び、聴覚障害に理解 六戸小で出前講座
六戸町立六戸小(山内亮悦校長)で2日、聴覚障害と手話への理解を深める講座が開かれ、3年生20人が簡単な手話表現や日常生活について学んだ。
町社会福祉協議会(田中孝雄会長)の出前講座の一環。子どもたちに福祉や障害への関心を持ってもらおうと、毎年実施している。
三沢ろう協会の荒谷淳一さんが講師を務めた。簡単なあいさつを教えるとともに、漢字や物の形などから変換した手話表現を解説。児童それぞれの名前を手話に翻訳して伝えた。このほか、日常生活で使う道具を紹介した。
質問の時間では、児童が「買い物はどうしているの」「地震が起きたときは」といった素朴な疑問を投げかけた。
奥寺峻君(9)は「手話は姉から少し教わっていた。たくさんある手話を覚えたくなった」と話した。