青森県が県産米の新品種「はれわたり」の全国デビューに位置付けるフェアが３日、千葉県市川市の「ダイエーいちかわコルトンプラザ店」で始まった。初日は宮下宗一郎知事がＰＲし、期待の新品種を首都圏の買い物客らに売り込んだ。

　宮下知事はミス・クリーンライスあおもりの坂本美帆さんと共に、特設コーナーではれわたりの特長やお勧めの食べ方を紹介。「自慢の逸品になっているので、ぜひ食べてみて」と呼びかけた。同じ青森県産米の「青天の霹靂（へきれき）」や「まっしぐら」も並び、多くの来店客の興味を引いていた。

　同店では、県産のホタテやリンゴ、地酒などが取り扱われ、県内事業者による対面販売も行われている。フェアは５日までの３日間。関東、近畿両地方のダイエー２０６店舗に加え、ダイエーの子会社「光洋」の近畿エリア約６０店舗でも実施される。

　３日は宮下知事とダイエー関係者の情報交換会も開催。はれわたりを試食したダイエー本社の幹部は食味などを評価し、宮下知事は県産品の販売促進に向けた継続的な協力を求めた。

　宮下知事は取材に「自信を持って全国の皆さんにお勧めできるコメに仕上がっている」と強調。「暑さにも強く、これから青森県を支えてくれるコメになる」と期待を込めた。