Free「海外に出て国際感覚を」 在札幌米国首席領事と外務省参事官が講演/三沢

「海外へ出て知見を広げてほしい」と呼びかけたマーク・ウェベルス首席領事(右)と宮本新吾参事官
「海外へ出て知見を広げてほしい」と呼びかけたマーク・ウェベルス首席領事(右)と宮本新吾参事官

国際的に活躍できる人材の育成を目的とした「あおもりグローバルアカデミー」(青森県、三沢市など主催)が28、29の両日、同市で開かれた。在札幌米国総領事館のマーク・ウェベルス首席領事と外務省北米局の宮本新吾参事官が講演。2人は「国際感覚を養うため、海外に出て勉強してほしい」と呼びかけた。

 同アカデミーは11回目。本年度は県内から大学生や社会人約20人が参加した。

 28日には米軍三沢基地内で2人による講演会を開催。日米のパートナーシップについて、ウェベルス首席領事は「安全保障だけでなく、経済や価値観の共有など、さまざまある」と指摘し、「日米は違う強さを持っていて、両国が集まることでそれぞれの強みを生かせる」と日米同盟の意義を強調した。

 宮本参事官は米国は重要な同盟国―とした上で「互いに果たす役割は変わってきている。時には(日米が)違う観点で、互いの能力を使って協力し合うことが大切」と力説した。

 キャリアアップのために参加した、むつ市の鳴海洸紀さん(34)は「知見を広げ、チャンスがあれば海外で学びたい」と意欲を見せた。

 同アカデミーは11、12月にも行われ、座学のほか、フィールドワークを実施する。

 
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