Free閉館後の八戸市美術館で弾き語り androp内澤さん ライブペイントとコラボも 

内澤崇仁さん引き語りと、大宮エリーさんのライブペインティングによる、一夜限りのコラボが行われた
内澤崇仁さん引き語りと、大宮エリーさんのライブペインティングによる、一夜限りのコラボが行われた

八戸市出身で人気ロックバンド「androp(アンドロップ)」のボーカルを務める内澤崇仁さんが28日、市美術館のジャイアントルームで弾き語りライブを行った。内澤さんと親交がある大宮エリーさんもゲスト出演し、演奏に合わせたライブペインティングを披露。音楽とアートを融合させたパフォーマンスで、全国各地から詰めかけた約200人のファンを引き込んだ。

 ライブはデーリー東北新聞社と市美術館の共催。内澤さんは故郷の情景をモチーフに作った曲のほか、映画館をコンセプトに選んだ楽曲など約20曲を演奏。閉館後の美術館に、優しく伸びやかな歌声を響かせた。

 本紙に連載中のコラム「音は空から言葉は身から」の朗読も披露し、一言一言丁寧に言葉をつむいだ。

 大宮さんは演奏をバックに、ダイナミックなパフォーマンスを展開。ステージ上から「みんなの気を送って」と呼びかけ、内澤さんの歌や観客の雰囲気からインスピレーションを受けた作品を描き上げた。

 内澤さんは「夢がかなった瞬間。皆さんに八戸のことを知ってもらえて幸せだった」としみじみと語り、観客からは温かな拍手が送られた。 

 
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