Free旬到来「青い森紅サーモン」 八戸のスーパーで試食販売
青森県がブランド化を推進する「青い森紅(くれない)サーモン」の2023年度産出荷が最盛期を迎えたのに合わせ、生産部会(木村建会長)が28日、八戸市のパワーズUシンフォニープラザ店で試食販売を行った。木村会長は冷凍せずに新鮮な状態で出荷できる点を強みとした上で「鮮度の良さや食感を楽しんでほしい」とPRした。
青い森紅サーモンは、県産業技術センター内水面研究所(十和田市)が開発した淡水養殖魚。県特産のニンニクやリンゴを配合した飼料を与える。同市と新郷村の3事業者が生産している。
一般的なサーモンに比べ、脂が控えめでさっぱりとした食味が特長。通年で出荷可能だが、10月下旬から翌年2月ごろまでを本格販売の期間としている。
同日は、100グラム当たり税込み540円の特別価格で販売。多くの買い物客が試食し、柵状の切り身を買い求めていた。
県総合販売戦略課の藤森洋貴課長は「淡水養殖、エサの違いなど生産者のこだわりを知ってもらい、地元のサーモンとして応援してほしい」と話した。
県によると、本年度の出荷量は前年度よりも3トン多い約20トン。取扱店舗は県内約190カ所、県外では5カ所前後の見込み。