Free志願倍率0・94倍、過去最低見込み 八戸北普通科1学級減/青森県立高24年度入試
青森県教委は25日、2024年度の県立高校入学者募集人員を発表した。中学校卒業見込み者数9788人に対し、全日制は前年度を115人下回る7210人。私立高への進学者などを考慮して算出した志願倍率の見込みは0・94倍で、前年度を0・01ポイント下回り、過去最低となった。見込み段階で1倍を切るのは2年連続。
全日制の募集は八戸北普通科、青森中央総合学科、柏木農業生活科学科がそれぞれ1学級減となった。通学環境に配慮して存続させる地域校の鯵ケ沢は、23年度の入学者が16人だったため、24年度の入学者が20人を割ると、25年度から募集停止となる。
25年度の県立高校募集人員の見込みも公表され、全日制では野辺地普通科、青森南普通科が1学級減。五所川原農林の森林科学科と環境土木科(それぞれ1学級)を統合し、環境科学科1学級35人を新設する。
定時制の募集人員は480人、通信制は500人でいずれも増減なし。特別支援学校高等部は2学級減16人増の54学級297人。
同日は県総務学事課も私立高校・中学校の募集人員を発表。私立高の全日制は八戸学院光星、八戸工業大学第一など3631人(前年度比124人減)、私立中は八戸聖ウルスラ学院、八戸工業大学第二付属など380人(増減なし)を募集する。