Free【みちのく生き物観察記】アオサギ

新井田川の中州に降り立つアオサギ=10月、八戸市田向
新井田川の中州に降り立つアオサギ=10月、八戸市田向

日本のサギ類の中では一番大型だ。長い首、長い脚で体長は1メートル弱。頭は白く、体は灰色の羽毛で覆われている。飛ぶときは首をZ型に曲げ足を伸ばしてゆっくりと羽ばたく。

 灰色なのにアオサギという名前に疑問も湧く。だが、日本の古語で「青」は灰色がかった白色のことを表すことからこの名のようだ。

 生息地は田んぼから湖沼、河川と幅広く分布。魚、カエル、昆虫、さらにネズミや蛇なども捕食する。

 八戸市田向の新井田川と松館川との合流地点付近では、多くの個体が見られる。満潮にかけて川の水位が上がってくると、岸辺に列を成して陣取り、小魚を狙う様子も。

 近くには、ねぐらにしている樹木もあり、夕方から樹間にたくさんのアオサギが止まるのを観察できる。

 
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